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寿司

【人気グルメ】大阪寿司

バッテラが有名

大阪独自の寿司として大阪寿司というものがあります。
通常、多くの方が寿司として想像されるのは握り寿司であり、これは江戸で発展したものです。
一方、大阪寿司というのは木型を用いて作られる寿司のことであり、箱寿司、あるいは押し寿司と呼ばれることがあります。

酢締めにした鯖や昆布締めをした鯛、茹でたエビ、焼きアナゴなどが使われます。
ばら寿司や太巻き寿司なども大阪寿司に含めることがあります。
バッテラや巻き寿司が特に有名です。

バッテラはポルトガル語であり、1893年に誕生しました。
元々、コノシロが使われていたのですが現在では鯖を使うのが一般的です。
大阪寿司には硬質米が使われることが多く、時間が経ったとしても美味しく食べられるのがポイントとなっています。

箱寿司は、木型の中に酢飯をたくさん詰めて、そこに具材を並べて軽く押すことで完成します。
ご飯の量が多いのがにぎり寿司とは大きく異なる点です。
色々な種類の大阪寿司が登場しています。

寿司の歴史

日本では元々神に供えるためのものとして寿司が誕生しました。
滋賀県には昔からどじょうのすしを備えるという風習がありました。
滋賀県には鱒寿司がありますが、これは千年以上もの歴史を誇ります。

現在、日本各地に寿司が伝わっていますがその原型となるのがこの鱒寿司なのです。
奈良県には釣瓶鮓というものがあり、現在では見られなくなりましたが、寿司の歴史の中でも重要な役割を果たしています。
平安時代に存在した鮎ずしは釣瓶鮓の名残をとどめているとされています。

握り寿司が誕生したのは江戸時代の末期とされており、これが江戸で爆発的な人気を得ました。
今では寿司のネタといえばマグロが王様となっていますが、かつてはエビが王様ダネとされていました。
江戸時代には屋台で寿司が売られていました。

そのため、庶民の食べ物として定着したのです。
それが今では寿司は高級なものとして扱われるようになりました。
寿司にはこのような歴史があるのです。

現在のスタイルの箱寿司が生まれたのは明治時代のことです。
そこからどんどん技術が洗練されていき、今のような姿となっています。